─────---- - - - - - -
銀時「ひ〜じか〜たくぅん?沖田くぅん?
何うちのお色気担当拉致ってんの?
あっ、お姉さんパフェと苺のショートケーキちょうだい。」
土方「げっ、万事屋...」
真剣に話し始めたちょうどその時に銀時がどこからともなくやって来た。
銀時「何してんだコイツらと。」
『デート。』
銀時「デートだと〜?俺が真面目にパチンコしてたっつーのに。」
土方「マジメにパチンコって…本当にダメな野郎だな、てめぇは。」
銀時「あぁん?こんなところで女捕まえて茶してる国家公務員様に何も言われたくありませんね!」
なんか勝手ににらみ合いを始めたし…
『ねぇ、この2人いっつもこんな感じなの?』
沖田「そうですねィ。仲良しなんですぜ。」
喧嘩するほどなんとかっていうものか…
土方「ったく、コイツが来たんじゃ何の話もできねぇじゃねぇか。」
銀時「話ぃ?」
『私が何者かって。』
銀時「ただのビッチだろ。」
『だって。』
土方「いいのか、お前はそれで。」
『まぁ、あながち間違いではないからね。』
銀時は運ばれて来たケーキとパフェを美味しそうに食べる。
土方「それで?なぜお前は攘夷戦争から消えた?」
銀時「美佳、お前何飲んでんの?」
『アイスティーだよ。』
土方「てめぇは黙って食ってろ。」
銀時「アイスティーか〜。アイスティーな感じじゃねぇや。」
私もトッシーも銀時がその話をさせたくないことはなんとなく感じ取っていた。
銀時なりに私の心配をしてくれてるんだろうか…
それから会話は少なくなり、銀時が黙々と食べる音だけがそこに響いた。
銀時「ふぃ〜ごちそ〜さん。」
『行きますか。』
銀時「今日も仕事か?」
『そうですよ〜。』
銀時「ったくよ〜。働きすぎだよ〜お前は。
こんなんだから銀時ジュニアが寂しがってんだろ〜?」
沖田「旦那ァ、俺にも貸してくだせぇ。」
銀時「や〜だね。」
まったくコイツらは人をジャンプのように…
銀時「おい、鬼の副長さんよ。何を詮索してんのかしらねぇが…俺もコイツももう攘夷志士じゃねぇ。
ヅラや高杉が何やってようが、俺たちには関係ねぇ。
俺たちが剣を握る理由はただ一つ、自分の大切な魂護るためだ。」
銀時は私を連れ、外に出た。
あっ、結局お金払わず出て来たけど…まぁ、いっか。
← →
7/13
←contents
←main
←top