─────---- - - - - - -
さっそくかまっ娘倶楽部での仕事が始まった美佳。
仕事内容は少し違えど、男性をもてなすという点では普段の仕事と変わらない。
つまりは美佳の得意分野だ。
先輩のアゴ美ことあずみに開店前の少しの間に色々と教わる。
銀時「アイツ、アゴばっかり見てんな。」
桂「見るなという方が無理があろう。
あの長さにあの青ひげだ。
普段女装をしていない俺たちより髭が濃いとはいかがなものか…」
銀時「…なぁ、アイツらってさぁ、下の毛も女みたいに処理してんのかなぁ。」
掃除をしながら急に変な事を言い出す銀時を桂は軽蔑の眼差して見つめる。
銀時「んだよ、素朴な疑問だろ?
お前はどうなんだよ、ヅラ〜。
最近じゃあれだぜ、男も腋とか下の毛処理してる方がいいんだってよ。」
桂「そういうお前はどうなのだ、銀時。」
銀時「質問を質問で返さないでください〜。
あっ、もしかしてつるっつるとか!?」
西郷「パー子…ぺちゃくちゃ喋ってねぇで仕事しやがれ!!」
大声で無駄口を叩きまくる銀時はとうとう西郷に投げ飛ばされてしまった。
そうして開店の時刻になりポツポツとお客が入ってくる。
「あれ、今日はえらい別嬪さんがいるでねぇの〜。」
「いつもはぶっさいくなのしかいねぇのになぁ。」
あずみ「あら、ひどいじゃないの〜。私達だって、十分綺麗だと思うけど〜?」
「てめぇんちには鏡ってもんがねぇのか?
見てみろ、この姉ちゃんの透き通った綺麗な肌!
あんた本当女の子みたいだなぁ。」
『そうですか〜?そう言ってもらえると、頑張って工事した甲斐がありました🎶』
少しだけ男らしい声を意識して喋る美佳に銀時たち周りの店員はバレやしないかとハラハラしていた。
「いやいや、こりゃぁ工事でどうにかなるもんじゃねぇだろ〜。
こんないいケツ…あいててて!!!!」
桂「プリプリのお尻のプリ子で〜す。」
『コタ…ヅラ子、なんでお尻触るの…』
桂は美佳のお尻を掴んで客に見せつけるように揺らしながら喋る。
銀時「ボインボインのボイ子で〜す。」
『パー子もなんで胸触るの!』
銀時「ダメですよ〜お客さん、ホステスへの御触りは禁止です。」
桂「代わりに私たちが触っておくんで。」
「なんでぃ、ちょっとくらいいいじゃねぇか。
いっつもてめぇらのきったねぇ顔見ながらまずい酒飲んでやってんだ。
ほら、姉ちゃん、俺の隣座れ。」
注意をしても聞かない酔っぱらった客が美佳の腕を無理矢理引っ張る。
銀時「だ〜か〜ら〜ダメっつってんのが…」
西郷「お客様〜ホステスへの御触り・暴言は厳禁だと言いましたよねぇ?!!!」
例え客であろうが無礼なものは西郷はお構いなしに投げる。
普通のお店ではありえないのだろうが、ここかまっ娘倶楽部ではこれが当たり前なのだ。
← →
1/7
←contents
←main
←top