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『ねぇ、晋助。』
高杉「なんだ。」
『私ってトラブルメーカーかもしれないね。』
高杉「今頃気が付いたのか。」
高杉が怪我をして帰って来た2日後。
久しぶりに時間が出来た高杉は美佳を連れ、食事に出かけていた。
しかし、店から出た直後、彼らは浪人たちに囲まれていた。
「貴様!!高杉晋助だな!!」
『私じゃないじゃん、晋助じゃん。』
高杉「お前がそんな目立つ格好しているからだろう。」
『目立つ格好って、晋助だってそんなど派手な着物着て、どこが指名手配のテロリストよ。』
「貴様ら!!自分たちの状況が分かっているのか!!
これだけの手勢に女を連れた男一人何ができる!!」
『あ、カッチーン。馬鹿にされた。馬鹿にされたよ、晋助。どうする?
いっちゃう?天誅いっとく??』
高杉「あの天パの真似してんじゃねぇ。…美佳、ここはいい。
お前は船に帰れ。」
『はぁ?馬鹿?晋助はおバカなの?愛しの晋助を放って帰るわけがないでしょうが。』
高杉が止めるのも聞かず、美佳は高杉を護るように構えた。
高杉「お前馬鹿だろう。丸腰だろうが。」
『あ〜大丈夫、大丈夫。あいつらの奪うから。』
その言葉通り、倒した相手から刀を奪うと次々に斬りかかって行く。
高杉「どうやら腕は衰えていないようだな。」
『まぁ、銀時と一緒に居ればケンカばっかりだからねぇ。』
敵を全て倒した後で、美佳は自慢げに高杉に告げる。
高杉「…お前や銀時にとって俺は敵だろう。なのになぜ…」
また子「晋助様!!」
晋助を探して出て来たまた子の声に高杉は振り向く。
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