─────---- - - - - - -
『…銀時、調子悪い?』
銀時「へ?」
美佳が不思議そうに訊ねるので、銀時も不思議に思って顔を下に向けた。
銀時「あれ?」
『...ちょっと待って…』
美佳は銀時のモノに手を添え口に含むと丁寧に愛撫をした。
『…ダメだね…』
銀時「嘘だろ…」
『心なしかいつもより小さくない?』
銀時「そ…そんな訳…だってあれ!!大きくなるし持ちも良くなるって…沖田くんが!!」
『だって…総悟でしょ??』
銀時「あの野郎…美佳!!沖田くんに電話!!」
美佳は渋々携帯を取り出し、沖田に電話をかける。
沖田「姉さん?珍しいですねぃ。」
銀時「残念だねぇ、沖田くぅん。君の大好きな姉さんじゃないんだなぁ。」
沖田「あぁ、旦那ですかぃ。どうしたんです?こんな遅くに。」
銀時「うん、君もなんとなく理由は分かるんじゃないかなぁ?
この間置いていった…」
沖田「あっ!旦那ぁ!!この間俺が置いて行ったアレ、飲んじゃいけませんぜ。
あれ、当たりはずれがあるらしいんでさぁ。
なんでも効果が真逆でね、不能になっちまうらしいですぜ。
やっぱり天人製は…」
銀時「お前それ知ってて俺に渡したろ!!」
沖田「旦那ぁ、いくら俺でもどれが当たりでどれが外れかなんか分かりやせんぜ。
あれ、でも旦那には必要ないとか言ってませんでしたかぃ?
まさか旦那ぁ…」
銀時「うるせぇっっ!!」
やっぱりあの沖田を信用するんじゃなかった。
そもそも沖田という人間はそういう奴だ。
他人の不幸を大声上げて笑うタイプだ。
『銀時…まぁ、そのうち元に戻るって…』
銀時「そのうちっていつだよ…」
『晋助に聞いてみようか?』
銀時「あのチビの世話になりたくない!」
『じゃぁ、治るまで我慢するしかないでしょ。』
銀時「…お前は…高杉のところに行くだろ。銀時ジュニアが役立たずだから…」
『行かないってば…』
小さくなった己の分身を見ながら肩を落とす銀時を宥めながら眠りについた。
← →
8/12
←contents
←main
←top