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銀時「じゃあさ、俺からも質問させてよ。
沖田くんはなんでそんなにアイツのことが気になるの?」
沖田「惚れてるからでさぁ。」
銀時「えっ?」
沖田「他に何があるんでぃ。」
銀時「いや、さっき発情期がどうの言ってたじゃん。」
沖田「まぁ、それも嘘じゃないけど…なんか姉さんって放っておけないでしょ?
お人よしで困ってる人見ると放っておけなくて…俺と土方さんが小さくなった時だって、あんな怪我までして俺たちを助けようとして…
あんなの見てたら、護ってやりたいって思うでしょ。
まぁ、惚れてるっていうと大げさかもしれやせんがねぃ。」
俺たちと全く一緒だ。
放っておけねぇんだ。
放っておかなくても勝手にひとりで決めて、ひとりでやっちまう奴だから。
沖田「旦那ぁ、あんまりのんびりしてると、年下のガキが姉さん奪っちまいやすぜ?」
銀時「言ってろ。所詮お子ちゃまは大人の魅力には敵わないんだよ。」
沖田「そこは若さでカバーでさぁ。」
銀時「沖田くんさぁ、なんでそんなに若さを売りにすんの?」
沖田「…そりゃぁ、今のところ旦那に勝てるのは若さしかないからでさぁ。」
銀時「え?何?」
沖田「何でもねぇです。んじゃ、旦那、俺は姉さんとデートしてくるんで、帰って来ないでくださいね。」
そう言うと沖田くんは店を出て行った。
本当困ったもんだ。
ガキまで本気にさせやがって…でもまぁ…誰にも渡すつもりはねぇ。
アイツは…
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