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目的の場所まであと少し。
高鳴る鼓動と高まる愚息をなんとかかんとか宥めながら美佳にバレないように余裕の顔で歩く。
以前の美佳も若々しくて初々しくて…何度そういう行為に及んでも着物を脱がせるときは顔を赤らめて、自分が少しでも触れると甘い声を出す。
そういうところが堪らなく好きだった。
今の美佳はあの頃よりだいぶ妖艶な雰囲気をまとっていて、体の方もだいぶ大人になった。
朝に見たあれだって、かなり立派だった。
いや、確かに子どもの頃からそれなりの大きさではあったが、今はそれに付け加え、大人の色香というものが…
『…銀時…』
銀時「えっ?何!?」
『それ…』
美佳は銀時の下半身を見つめていた。
銀時が自分の下半身に目をやると、そこには静かに主張する愚息が…
銀時「…」
『ブフッ…』
銀時「わ、笑うことねぇだろ!!」
『そんなに楽しみにしてくれてるとは思わなかった。
こりゃぁ、本職の本気見せなきゃねぇ。』
銀時「お、お手柔らかにお願いします。」
なんとも恥ずかしいところを見せてしまった。
いや、何度も愚息は見ているだろうし、現に今朝だって見たはずだ。
しかし、これからを想像しておったててるなんてガキじゃあるまいし…
こういう時こそ全然関係ないことを思い出すんだ。
ばばぁの顔とか…ばばぁの顔とか…
必死に愚息の高まりを抑えるためにゲテモノの顔を思い出す…
『銀時、見て〜。ほら、ナース服💗』
通りにあったお店に飾ってあったナース服を当てて見せる美佳に銀時の高鳴りはMAXになり、それを取り去るためにガンガンッっと壁に頭を打ち付けるのだった。
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