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銀時「だ〜か〜ら〜、俺があんときお前に襲いかかってたやつを倒してやったから!!」
高杉「てめぇの助けがなくてもどうでもなった。」
桂「こら、やめんか。」
ケンカする2人を桂は止めに行く。
美佳は無事な2人を見て、安心したとばかりに穏やかに笑った。
坂本「…おんし…大丈…」
『ありがと、辰馬。』
美佳は坂本の手を借り、立ち上がるといつも銀時たちに見せる様に穏やかに笑った。
高杉「美佳、怪我は?」
『するわけないでしょ。』
高杉「そうか。」
『晋ちゃん、過保護。』
銀時「んとに、お前何してんの?」
『遅いから迎えに来た。』
桂「心配かけたな。兵の数に差がありすぎてな…予測を誤ったな。」
互いの無事を確認し合うように、彼らは美佳の頭を順番に撫でた。
『銀ちゃ〜ん!!疲れた〜!もう歩けない〜!』
銀時「バカだろ、お前。本当バカだろ!!
俺たちは1日中走り回って戦ってたの!!こっちの方が歩けません!!
ヅラ〜おんぶしてぇ〜。」
桂「無理に決まっておるだろう!お前の方が重たいのだぞ!!」
高杉「美佳、ここまで馬で来たのか?」
『うん。馬はあそこの高台に…』
高杉「ほら、馬までおぶってやるから。」
銀時「ありがと〜晋ちゃぁん」
高杉「てめぇ、銀時!!退け!!このデブ!!」
銀時「違いますぅ〜!これは筋肉なんですぅ〜。」
さっきまでの険しい顔とは打って変わって、いつものようにバカをやっている4人に坂本は色々考えるのがバカバカしくなってしまった。
この4人の関係に嫉妬しても仕方がない。
自分が彼らと知り合う遥か前から彼らは一緒に戦場に立っていたのだから。
坂本「あぁ〜もうおまんら〜!腹が減ったぜよ。
昨日から何にも口に入れ取らんき。はよ帰るぜよ。
美佳、ワシがおぶっちゃる。」
『えっ…』
坂本「はよ。」
『…やだ。』
坂本「やだって!!」
『小太郎、この人変態。』
坂本「なんで!?何にもしちょらんじゃろ??」
『小太郎、この人うるさい。』
戦いを共にし、坂本と美佳も和解することが出来た。
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