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神楽ちゃんも戻って来た万事屋は相変わらず、問題ばっかりだったけど、万事屋の3人が揃っている姿は私にとっては私には嬉しいことだった。
「はい、ニンニンピザで〜す。」
『すいません、ピザの配達お願いしたいんですけど…歌舞伎町の万事屋銀ちゃんまで。』
とある休日、臨時収入があった万事屋では珍しくピザのデリバリーを頼んでいた。
神楽「ンフフ〜久しぶりアル。ピザ!ピザっっひゃっほ〜い!あっ!!」
新八「ちょっと神楽ちゃん!!騒ぎすぎだよ、ピザごときで!!」
神楽「新八ぃ、脚が抜けなくなったアル。」
新八「家を壊すなぁぁぁ!!」
ピザに喜んだ神楽ちゃんは浮かれすぎて踊りまくり、襖に穴をあけてしまった。
神楽ちゃんがハマってしまった襖から抜け出せずもがいていた時、
ちょうどピザの配達がやってきた。
「ちわ〜ピザの宅配に来ました〜。」
『あっ、は〜い。ん??あれ、もしかして全ちゃん?』
「あれ、ここお前んち?」
『うん。』
銀時「美佳、何やってんだ、早くしろ。俺は腹減ってんだよっ…ってお前は!!」
「げっ。ジャンプ侍!!」
宅配をして来たのは、私も万事屋の皆も顔見知りの一人の男。
相変わらず長い前髪…
『全ちゃぁ〜ん、目見えてる?』
その名前を服部全蔵。
魔利支天の異名を持ち、将軍直属の忍集団御庭番衆最強と謳われた男だ。
服部「見えてる。にしても、何やってんの。」
『何って?』
服部「お前さんはここに居ていいわけねぇだろ。」
『だから〜内緒にしててね、全ちゃん』
銀時「知り合いなのか?」
『うん。向こうに居た時のね。』
服部「おっとやべぇ、仕事に戻らないと。仕事終わりに寄るよ。」
銀時「寄んな、寄んな!」
全ちゃんは仕事に戻って行き、やっとピザの時間と部屋の中に戻ると…
桂「ピザ!ピザ!ひゃっほ〜い!!」
銀時「何がひゃっほ〜いだ!お前!!」
桂「ピザを食べると聞いてな!」
あやめ「銀さん、ピザには納豆よね!」
なぜだか人が増えていた。
銀時「取り分が少なくなんだろうが!!」
あやめ「大丈夫よ、さっき全蔵から奪い取って来たから!」
『あれ、さっちゃんも全ちゃんと知り合いなの?』
あやめ「腐れ縁よ、腐れ縁。」
神楽「銀ちゃん、早く食べるネ!!」
銀時「お前は食べ終わったら襖の修理な。」
妙「んもぅ、ピザ頼むんなら呼んでくださいよ。」
新八「あれ?姉上??」
『お妙ちゃん、今どこから来た?』
神楽「ヤバいアル。早く食べないとなくなってしまうアル!!」
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