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それから数日。
やっと気持ちも落ち着いた神楽は万事屋へと足を向けた。
相変わらず壊れたままの万事屋。
この壊れた家のように万事屋も壊れてしまうんだろうかと考えるとどうしても気分が落ち込んでしまう。
神楽「ただいまヨ〜…」
返事が返ってくるはずもない家に消え入りそうな小さな声で呟いた。
『あれ、神楽ちゃん?ダメよ〜、ここまだ危ないから。』
声がした方向に急いで向かうと、美佳が埃にまみれた格好でせっせと片付けをしていた。
神楽「美佳姉!!どこに行ってたアルか?全然戻って来ないし…私心配してたアルよ!!」
『ゴメンね〜。ちょっと仕事が忙しくて…』
神楽「ううん、元気なら良かったアル。美佳姉、新八の家行こう?
姉御も心配してるネ。」
『私はここに残るよ。』
神楽「でも…」
『大丈夫、寝る時は小太郎のとこにお世話になってるから。』
神楽「そうアルか…」
銀時やこれからの万事屋のことが心配な神楽の表情は常に悲しげで、それを心配した美佳は優しく神楽に語りかけた。
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