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土方と沖田が幼児化した件から早数週間。
美佳の傷もすっかり治り、いつもの日常が戻って来ていた。
いつものように美佳が仕事を終え、万事屋へと帰宅しようと街を歩いて居ると携帯が鳴った。
新八「もしもし!美佳さん!?銀さんが!!!銀さんが、たたたた大変なんです!!」
『はい、新八くん。深呼吸しよう、深呼吸。はい、吸って〜吐いて〜吸って〜吸って〜、はい、もっと吸って〜〜!!!』
新八「…窒息するわ!!とにかく大変なんです!銀さんがバイクで事故に!!」
『銀時が事故くらいで死ぬわけないでしょうが。アイツの身体は鋼だよ?
鋼の錬金…』
新八「もう!なんでもいいから早く大江戸病院まで来てください!!!」
新八に急かされるまま美佳は大江戸病院まで急いだ。
新八「はやっ!!」
『走って来たからね。』
新八「いや、にしても早すぎるでしょ。」
『うん、こっからすぐのとこ居た。』
新八「なんでちょっと見栄張ったんですか!」
『そっちのがすごいかな〜と思って。』
新八「もうそんなことはいいんで、早く!
大変なんです!!」
『…新八くんこの屍はなに?』
神楽「ソイツが銀ちゃん撥ねたネ。」
『あっ、そう。もうちょっと生かしておいてくれたら良かったのに。
もっと苦しみに苦しみぬいてから屍にしたら良かったのに…』
新八「ちょっ、美佳さん。真顔でそんなこと言うの止めてください。
それより、ほら、銀さん!!銀さん、分かりますか?美佳さんですよ。」
銀時「美佳…?」
『銀時、大丈夫?』
心配そうに美佳は銀時に駆け寄った。
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