─────---- - - - - - -
とりあえず、美佳に話を聞きに行くしかない。
そう考えていた矢先…
銀時「た〜のも〜。」
アホっぽい声が屯所の入り口から聞こえた。
山崎「あれ、旦那?どうしたんです?」
銀時「お〜ジミー。マヨだせ、マヨ。」
山崎「副長ですか?副長はちょっと今…というか、その隣の…
あぁぁっっ!!!アンタ!この間の社用車泥棒犯!!」
『ど〜も…』
銀時「おい、ジミー、さっさとマヨ出せっつってんだろ。」
かすかに聞こえた美佳の声。
その場に居た総悟と顔を見合わせ、俺たちは入り口へと急いだ。
『あっ、トッシー、総悟〜。ちゃんと戻ったんだね、良かったぁ。』
銀時に肩を借り、弱弱しく手を振る美佳。
沖田「姉さん!」
『フフフ、やっぱこっちの方がイケメンだからいいね〜。』
かなり傷を負って居るのか声こそ弱々しかったが、美佳は総悟にてを伸ばし髪を撫でた。
銀時「お〜い、さっさと中通せ。コイツ担いでんのも重くて仕方ねぇんだわ。」
『ひど〜い。』
沖田「じゃぁ、俺が…よっと。」
『あっ、いや総悟…いい…コレ恥ずかしい。
てかなんか総悟にお姫様抱っこされると、犯罪者の気分になるからいい。』
沖田「何言ってんでぃ。そこに愛があれば犯罪にはならないんでぃ。」
総悟はなんだか楽しそうに美佳を担いで屯所の中に入って行き、俺と銀時はため息をつきながらその後ろを歩いた。
沖田「…姉さん、その首どうしたんでぃ。」
『あ〜…やっぱ隠しきれてなかったか。』
沖田「隠しきれる訳ねぇでしょう。あんたいっつも乳丸出しのくせに。」
総悟の言葉に美佳は苦笑いして首を手で隠した。
← →
9/14
←contents
←main
←top