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『トッシー、トッシーって…』
土方「んぁ…」
『起きた?』
土方「あぁ、悪い、眠っちまってたな。」
『ううん。体が小さくなってるから、体力の消費も早いんだよきっと。』
土方「あぁ、それはあるな。布団出してくるだけで一苦労だった。」
『あっ、お布団ありがとうございました。』
丁寧にお礼を述べると、布団を元の様に片づけた美佳。
それから来た時のように塀の外に投げられ、万事屋へと戻った。
沖田「あっ、お帰りなせぇ。」
『ただいま〜総悟。はい、お菓子。…んで、何、銀時。』
銀時「俺のは?」
『…もう、銀時はいい加減甘いのやめなよ。ほら。』
そう言って万事屋に甘味を差し出す美佳も銀時に甘いと思う。
『総悟は何してたの?』
沖田「姉さん、見てくだせぇ!!サド丸1号!!」
『捨ててこい。』
沖田「嫌でさぁ。」
神楽「美佳姉!これ定春25号!!」
『捨ててこい。』
神楽「嫌アル!!」
『銀時、なんでコイツら虫持ってんの。つか、何これ!!』
銀時「知らねぇよ。新八と定春と遊びに行ったと思ったら持って帰って来たんだよ。」
『新八くん!!!』
新八「いや、止めたんですよ!?」
沖田「見てくだせぇ、可愛いでしょう?」
神楽「定春25号の方が可愛いアル!」
『捨ててこい。捨ててこねぇなら、晩飯抜き。』
沖田「晩飯くらい自分で…」
『あっそ。』
いう事を聞かない2人に美佳は怒って顔を背けた。
なんだこれ、ガキのケンカか。
銀時「お〜い、さっさとそのゴキブリ捨てて来い。捨てて来ねぇ限りコイツはてめぇらの飯抜くし、話もしてくれなくなるぞ。」
沖田「ゴキブリじゃねぇですぜ。スズムシでさぁ。」
銀時「どっちでもいいよ、んなもん!コイツは昔から虫が嫌いなんだよ。
さっさと捨てて来い。」
銀時に言われ渋々捨てに行った2人。
『銀時、私今晩仕事。』
銀時「ん、分かった。」
銀時の野郎は美佳が夜の仕事をしていることをなんとも思わないんだろうか。
俺なら自分の女が他の男と身体を重ねてるなんて我慢ならない気がするが…
まぁ、コイツらにはコイツらにしか分からない事情があるということか…
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