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朝早く目を覚ますと、そこは見知らぬ家だった。
あぁ、そうだ、美佳に連れられて万事屋に厄介になっているんだった。
万事屋の野郎はもっと反対するかと思いきや、美佳に頼まれるとどうしようもないらしい。
ゴソゴソっと布団の動く音がして、ゆっくりとそちらを向くと美佳が身体を起こしていた。
銀時「…美佳。」
『銀時、まだ寝てていいよ。ご飯の支度してくるから。』
銀時「ん〜…」
銀時は手を伸ばして美佳を布団の中に引きずり込む。
すると、なにやら怪しげな音が…つか、何やってんだ!アイツら!!!
俺と総悟が居るのすっかり忘れてやがるじゃねぇか!!!
2人に背を向け、必死に目を閉じる。
けど、目を閉じれば閉じる程音が気になって仕方ない。
『ちょっと、銀時、2人居るんだから…』
銀時「別にいいだろ〜。」
『よくないよ!ちょっ…触っちゃダメだってば!!』
美佳の悩ましげな声に、銀時は布団を勢いよくめくる。
銀時「何してやがんだ、クソガキ。」
沖田「お乳の時間でさぁ。」
銀時「てめぇは牛の乳でも吸ってろ!!!」
『ほら、トッシー寝てるんだから大声出さないの。』
沖田「土方さんはムッツリなんで、寝たふりしながら聞いてやすぜ。」
銀時「お〜い、土方くぅ〜ん、起きてんの?起きてんだろ?
ったく、鬼の副長ともあろう人が他人の行為聞いてセルフプレイたぁ…」
土方「誰がそんなことするか!!」
『あっ、起きてた。』
クソッ、ハメられた!!!
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