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2人を子供病院に連れて行ったものの、やはり身体に異常はないらしい。
帰りに必要なものを色々買って…
『どうした、総悟。』
総悟が私の手を握ったまま、立ち止まってしまった。
『おいで、歩き疲れたんでしょ。』
土方「美佳、俺が…」
『トッシーはこっち持って。万事屋もうすぐだから頑張ってね。』
総悟を抱っこして、軽い荷物をトッシーに預け…なんとか万事屋に戻って来た。
『はぁ〜疲れた〜。はい、イチゴ牛乳。お風呂入ろうかな。ベタベタだし。』
土方「…なんでお前は知り合ったばかりの俺たちの心配をするんだ?」
『なんでって…困ったときはお互い様でしょ。』
土方「…すまねぇな。」
沖田「姉さん、俺も風呂に入りたい。」
『トッシーと入る?』
沖田「嫌でさぁ。」
『なんか若干幼児化してない?さっきから嫌だしか言ってないよ、この子。』
土方「いや、コイツは元からそんなんだ。」
そうか…元からワガママ王子なのか。
まぁ、どっちにしろこんなに小さいんじゃ風呂の世話もしてやらないとだろうし…
『行くよ、トッシーも。』
土方「お、俺は…」
『蛇口に手届かないと思うけど。』
トッシーは渋々、総悟はウキウキと風呂場へ向かった。
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