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「ふぁ、おはようフィナ。今日も快い天気だね」
「ぴー!」
「えっ?」
「き〜」
「フィナ? どうしたんだい、変な声出して……ん? なんだい、頭のこれ」
「ぎー!!」
「……耳? まさか……わ、動いた!?」
「ぴー」
「は、生えてる?……何の耳だろう。ウサギより小さいし……猫にしては先が丸っこいし」
「かぷ」
「うわっ! フィナ、僕の手は美味しくないよ!」
「くぃー」
「結構強く噛んだね……血が出てきたよ。フィナ! イタズラだとしても、人に怪我をさせるのは……」
「ぺろぺろ」
「フィナ……大丈夫だよ。君が舐めなくても、医務室に行けばちゃんと消毒してもらえるんだ。だから」
「がぶ」
「うわっ!! ふ、ふくらはぎ!? ちょっ……! 止めるんだ! 止めなさい!!」
「ぎー!!」
「ぎーって……! フィナ!? もしかして、喋れなくなっちゃったのかい!?」
「きゅい」
「一体どうして……この耳も可愛いけど変だし……痛っ! こら!」
「ぎー!!」