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☆注意!
例によって台本書きの会話だよ!
☆小隊長と優秀な部下のグダグダな会話。
「一生懸命サンドイッチを頬張るフィナ!可愛かったなあ・・・」
「そうですね。恥らう乙女の如く最初はチラチラと見ていただけでしたが、仕舞いにはガン見していましたね。実は気付いてました。」
「そんなところまで観察しないでくれ!恥ずかしいな・・・・」
「了解しました。」
「彼女、思ったより落ち着いていてよかった。正直、親がいないことに気付いて泣き出すんじゃないかと思ってたんだ。」
「そうですね・・・・今は記憶が混乱しているようですが、いずれ思い出したときにそうなるのかもしれません。」
「そうだな。今のうちに少しでも、彼女の信頼を得たいところだ。」
「堂々と攻略宣言ですか。幼女に小隊長の魅力は理解できないと思いますが」
「そうじゃない。私たちがいれば安心だと、彼女に思ってもらいたいんだ。」
「初見で逃げ出されてましたね」
「何故そこで傷を掘り返すんだ」
「現在の小隊長は、安心どころか裸足で逃げ出すレベルって事です」
「ぐ・・・・や、やっぱり身長180センチは怖いのだろうか」
「子供は直感が鋭いですから、小隊長の危険性を察知したのでは」
「刃物を持っているのがいけないと言うのか」
「そうですね。主に心と下半身に」
「私のホワイトナイトソードは彼女を傷つけたりしない!」
「小隊長がそう思っていても、フィナはそうでもないみたいです」
「・・・・どういうことだ」
「・・・・私、フィナに『ソディアさんはしっかりした方で、とても安心です』と言われたんです」
「!!!」
「裏を返せば、『フレンさんは卑猥な方で、とっても不安です』ということです」
「そんな!!フィナ、誤解だ!!」
「だめです小隊長!そんな血走った目でテントに駆け込んでは、色々勘違いされます!!」
「そ、そうか。そうだな。それこそ泣かれてしまうな・・・」
「そうです。又明日、頑張ればいいんです。フィナもきっと、小隊長の良さを分かってくれます。」
「ソディア・・・ありがとう。」
「いえ・・・・お礼を言われるようなことはしておりません。」
「ところでソディア、彼女が着ていたブラウスなんだけど」
「申し訳ありませんが、お渡しできません。何のために私が預かったと思っているんですか」