ズダンッ、と大きな音を立てて鷹山は体育館二階から飛び降り、着地した。 マネージャーとして仕事をこなしていた私も暫くは呆気にとられていたが、呼人との話が終わった頃には怒りを覚えて拳を震わせていた
「っよーざん!!!!」 「なっ、名前?何で怒って、」 「ざっけんじゃないわよこの馬鹿チビ!」
不破くんの言葉を遮って、私は鷹山に怒鳴り付けた 鷹山は吃驚したように目を見開いて数回、目をパチパチとして私を見つめている。
「怪我でもしたらどうするつもり!?試合に出たいなら、それ相応に…っ、馬鹿!アホ!死ね!!」 「ごめ、ん」 「ほんと、何考えてんのよチビすけ…っ!」 「う、るさいよ。チビすけは余計。」 「アンタ、私をインターハイに連れてってくれるんでしょ!?」
勢いに任せて胸ぐらを掴み、これでもかと言うほど顔を近づけて睨む。 鷹山は、ばつが悪そうな顔をして再度ごめん、と謝った。 それがなんだか気に食わなくて、私は表情を歪ませながら鷹山に吐き捨てるように言った。
「だったら、心配させるようなことしてんじゃないわよ」 「うん、」 「分かったら、とっとと呼人に礼言って試合でブチかましてやんな」 「分かった」
べち、と一発デコピンをしてほら行きな、と背中を押せば、鷹山は薄く笑って私の名前を呼んだ。 何よ、と可愛げもくそもない返事を返せば私の腕を引いて、耳元に口を寄せて囁いた
「ありがとう」
よろしく相棒
(相棒?いいえ恋人ですけど?) --------------------------------------------- タイトルは自慰様にお借りしました
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