リストバンドカット あとがき | ナノ
 友情以上との表記に騙され読まれた方にはとっても期待はずれなお話で申し訳なく思いました。でも開き直ると誰も恋愛だなんて書いてないぞ。

 真田を選んだのは一番嘘も本当もなくいつも自分を曲げないようなイメージがあるからです。
 主人公がすごいネガティブで悩みっぱなしなら、真田は自分はこうだから当然こうすべきだと悩まずある意味ポジティブに突き進む、みたいな。
 つまり話と主人公を作った後に相手を決めたわけなんですが、書きづらくて何度か携帯投げました、真田なんか嫌いだ。

 あと主人公のテンション変動が激しいうえに心情がわかりづらくてすみません。
 心ではどうでもいいと思うのに、周りと合わせるために口では思ってもいないことを言う。そういうことを繰り返していくと、だんだんそれでいいと思って本当の自分が埋もれてしまう。ということが嫌でこの小説の主人公はいわゆる自傷行為をすることで本当の自分がちゃんといることを確認してたんです。普通なら友人なり親なりが埋め合わせてくれるんだけど、親とは核家族化してるし、友人とは疎遠だしで埋め合わせてくれる対象がいなかったから自分で埋め合わせるしかなかった…とか考えてた。結局主人公の言葉を借りると、なんだかんだ言って埋もれた自分が本物で、それを見ている自分が偽物という可能性があるんじゃない?という見方もできる。
 コレ設定だけだと夢じゃないな。ていうか夢向きの話じゃない。
 あと主人公の火傷は痕は残っているけどちゃんと治ってます、話題にしないのは過ぎたことだからです。

 他には終わりとか二度と会わなかったみたいなバットエンドも考えていたのですけど私がハッピーエンドしか見ない主義なんでハッピーエンドにしちゃいました。ついでに、実はもう少しえげつない描写と行為を考えてたんだけど、あまりにも非現実的すぎたからやめました、まあネックラインあたりでマジで首吊ったりとか程度だけど。
 他にも語りたいことはいっぱいあるんですが、それらは番外編などでネタばらしできればと思います。


 最後になりましたが、こんな暗いだけのお話を読んでいただきありがとうございました。


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -