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聖霊国家エルニクス


聖霊国家エルニクスについて:
▼大陸最大の国家。統治は創世歴のころは聖天使が、旧暦以降は聖天使に力を授けられたとされる騎士の血縁(王族)が行ってきた。世襲制ではあるが例外もあり才能のあるものが国王になった例がある。
▼首都は土地を守る精霊の力を借りることによって魔を払う結界を張っており常に魔族や悪魔の危機にさらされることはない。結界は神子と呼ばれる審力の強い女性によって張られている。
▼実力主義の風潮があり実力さえあれば性別や年齢は問われない。

【聖霊都市ツアリーヌ」】
エルニクスの首都。王族や多くの貴族が住み、平民たちによって常に賑わいを見せる都市。「表」は活気があり整えられた様子だが、「裏」は戦争の傷跡とも言える戦争孤児や兵士や国に帰れなくなったクラークウティル人などで溢れている。

【学術都市ベヘム】
魔法や精霊学など様々な分野の研究者たちが滞在する都市。巨大な図書館と聖国大学院があり、研究者達や勉学を好む者にとっては聖地のようなところ。

【芸術都市ジュラ】
オペラハウス、美術館、博物館などが存在する都市。貴族たちの娯楽地として人気があるが旅人には縁遠い場所である。

【水上都市ノイリー】
エルニクスで唯一陸地とは繋がっていない都市。各所に水路が張り巡らされ毎日潮の満ち引きがあるので船での移動が普通。気候は常に温暖なので観光地としての人気が高い。


政治について:
▼政治は国王と五大貴族による上層議員、各特務隊隊長と科学団最高指導者と騎士団の団長によって取り仕切られている。
▼国王が提案した法律や条例でも上層議員の過半数以上が反対した場合否決されるし、上層議員が提案したものも国王が頷かなければ公布されない。
▼科学団高位指導者や騎士団の団長も参加は出来るが提案を上げたり意見することはできない。


聖国騎士団について:
▼エルニクスの治安を守るためと他国との武力抗争に立ち向かうために作られた組織。年に数回、学科と技能両方を問う入隊試験がある。実力によっては団の移動などもありうる。
【第一師団】
他国との戦いの際に前線を任される団。普段は首都の防衛と王族の警護を任務としている。
【第二師団】
自国の内乱鎮圧、他国との合同訓練、各都市の防衛などやることが一番多く、また人数も相当数いる。戦闘時も様々なこと任されるため実力があり順応性が高い者が多い。
【第三師団】
首都の治安を守ることが第一任務の団。もっとも庶民が入りやすく、人気のある部隊でもある。戦争時は首都防衛が仕事。

騎士団の階級について:
↑正騎士(各師団の団長)
|準騎士(副団長と副団長補佐、その他隊の隊長など)
|騎士
|従士(騎士見習い)
↓兵士(一般隊員)
▼正騎士は自動的に子爵の地位が与えられる。従士になる場合見習い期間として1年間設けられその後試験で騎士になれるかが見極められる。


聖国科学団について:
▼医療や国の繁栄などのために設立された組織。定員が決まっており、人数に穴があいた場合のみ試験が行われる。
▼分野は精霊学、地学、科学など様々でかなりの数があるが、各部署の定員は10名と決まっている。 ●科学者のことを錬金術師と呼ぶ。
▼学校などではないので研究結果や普段の働きぶりなどによっては結構な給料がでる。研究費は全て国もちだが研究内容によっては出してもらえない。

【錬金術】
チョークのように加工された元素の結晶で紋章や文章を描き周りにあるものを変化させたり、物質を作ったりする技術。ほとんどの分野での使用は可能。

聖国科学団の階級について:
↑テュエルト(最高指導者)
|ブローカー(高位指導者)
|フィシャルト(中位指導者)
|サーディー(下位指導者)
|セカンダー(助手)
↓スターター(見習い)
▼三ヶ月に一回査定と呼ばれる試験があり、そこで自分の行った研究の結果をレポートにまとめて提出しなければならない。結果によっては階級があがることもある。
▼制服の上着に紐を通す部分があり紐(輪っか)の数で階級がわかる仕組み。セカンダー以下は錬金術の無断使用は禁止されている。


聖国魔道連合について:
▼魔法について研究しており実力の高い者は国家魔術師の称号を与えられる。
▼治癒術を使えるものは医者として認められ、働くことが許されている。
▼定員はないが、実力がある者のみが入隊できる。
▼騎士団のような、全員が決まった仕事があるわけではなく、個人で請け負う仕事が多い。


貴族について:
【爵位】
国有益と認められたことを行った者のみが与えられる。数十年前までは叙勲された貴族全員に領地を与えていたが、現在は子爵以上のみが領地を持っている。
↑大公(国王)
|公爵
|侯爵
|伯爵
|子爵
|男爵
|準男爵
↓勲爵士(騎士)
▼ほとんどの貴族は自分の土地を持っており土地の良し悪しと爵位の高さが身分の高低を決めるが、五大貴族は爵位と政治に関わることで身分の高さを誇っている。
【五大貴族】
上層議会を結成し政治に関わることの出来る貴族。各家ごとに役割が決められている。
【メイスン家】
大まかな政事を司っている。議会の司会、議案内容をまとめるなど五大貴族の中でも権力的な地位は高いが監視の目は厳しい。
【グレンダース家】
国の福祉や医療など公共的な事柄をまとめる一族。喚起術に造詣が深く、代々「陣起の杖」と呼ばれる魔具に選ばれた者が当主になる。
【アイリーン家】
軍事を司り武術の名門として有名な一族。主に騎士団と関わっており、各師団への緊急時の命令権も持っている。
【ルイサイト家】
国の経済を司る一族。国だけでなく細かな物価や流通、輸入や輸出についても取り決めができる権利をもつ。
【ローレンス家】
各家がどのように権力を振るっているか、どのような取り決めをしたかなど他の五大貴族を監視する立場にあり、実質的な国王の直属貴族(部下)にあたる。





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