短編 | ナノ
背後の足音


「おい」

「はい?」

「付いてくるな」

「悪いですか?」

「ああ最悪だ」

「そうですか」

「…おい」

「はい?」

「お前、マジで殺すぞ」

「あ、やっとこっちを見ましたね?私はクリエイトと言います、是非あなたの名前もお聞かせください」

「うるせぇ勝手にやってろ」

「ああっ待ってくださいブレイクさん!」

「ってめぇ知ってるんじゃねぇかっ」

「互いに名乗ってこそ互いに知りあうということだと思うのです、ですからまずは互いに自己紹介から…ああ!待ってください!」

「るせえ来んな!」


そもそも誰だテメェ、あ?村でオレを見かけた?嘘つくんじゃねぇ!オレは村に入ってねぇ!…だから付いてくんな!!

私は付いていきますよぉ、何と言われようと、だから諦めてください、あ、暴力は反対の方向で?私か弱いんですから!


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