短編 | ナノ
こんな設定なんです
※短編ですが設定は長編にする気満々で作りました。よって短編読んだだけしゃわからない人向けの簡易設定です。
この世界は天上界と地上界に別れてて、天上界は「神」と呼ばれる存在に支配され永遠の楽園を約束された場所、地上界は荒廃しているけど「王」と呼ばれる人間が統治している場所です。
天上界では天上人と神に仕える天使がいて、天使は神と天上人に尽くす事が美徳されています。アーの「夢使い」もランの「詩歌い」もその職の一つです。
「夢使い」は地上界の人々の夢を覗き幸不幸を見極めて、幸せな夢なら奪い神に献上し、不幸せな夢なら幸せな夢にすり返るという仕事。でも「夢使い」は個人の価値観で幸不幸を決めることは許されないので、その判断材料になる過去の記憶は消されています。
「詩歌い」は人の心を読み取りその美しい部分、醜い部分を詩として歌い上げ神や天上人に娯楽として提供するという仕事。けど他人の本心を自分の心に取り込むために自分の本当の心(本心や本音、個人の意思)はもってないです。
この話の前にアーは自分に過去がないこと、それが神によって意図的に消されたものと知り、天上界から離反してます。
ランには自分の本当の心を知ることはできないので何となくアーについて行ってます。詩歌いは自己を持たないので行動心理なんかも結構行き当たりばったりな人が多い。彼は一応典型的なそういうタイプ。
アーはとくに人物として濃い設定はないんですけど思いつめるタイプではあります。あとはそれなりに常識を持ってて常時テンションが低め…くらい。
アーが思いつめるタイプならランは軽い奴なんでバランス的はいいんじゃないんでしょうか。適当です。
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