短編 | ナノ
上に立つひと、支えるもの
「本日より配属されましたリズ・パンジー准尉です」
「俺はベネット・マクファーソン少将、こっちはエディ・フォワネ少佐。彼は要注意人物だ、気をつけるように」
「おい何初対面の部下、しかも女の子に刷り込みしやがってるんですか?」
「先達として教えてるんだ。パンジー准尉、これからよろしく」
「はい」
「そんな畏まらなくても良いですよ」
「いえ、自分の上官にそれはできません」
「何言ってるんだ、むしろ友人のように接してくれ!」
「では隊長」
「ん?」
「ズボンのチャックが開いてるのは猥褻物陳列罪かと」
「はやく言え!!」
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