忍たま | ナノ

▽ 二年生

「はわわ〜」
「ふふふ〜」
「名前!そんな事していると昼休みが終わってしまう!」
「だって四郎兵衛がこんなにも可愛い」
ぷにぷにとまだ幼いまろい頬をつつく

三年をたかいたかいしてあげた後長屋に戻り紙吹雪を補充した。
そして学園内を歩いていると跳び箱の1段目を置いては持ち上げ置いては持ち上げの繰り返しをしている四郎兵衛に会ったのである。

「先輩方は何故それを持っているんですかぁ?」
「これはね、皆んなをお祝いする為に持ってるんだ〜」
「お祝い?」
「うん!65巻発売のね!」
はい、四郎兵衛もおめでとう〜なんて言ってひと掴みパラパラと頭の上からかけてやる。
そうすると四郎兵衛は目を輝かせ
「はわ〜!!もう一回!お願いします!」
「うんうん、ほれほれ〜」
「はわわわ!もう一回お願いします!」
「はーい!」

「んもーー!キリがないぞ!!名前、四郎兵衛!行くぞ!」

待つ事に我慢ができなかったのか小平太は新しい仲間四郎兵衛を小脇に抱え名前の手を取った。
「へへへ、楽しいですねぇ」
「でしょう?だからもっとこの楽しさをみんなにお裾分けしたいの!」
「所で四郎兵衛、他の2年は何処にいる?」
「他のみんなですかぁ?それならあそこに〜」
四郎兵衛が指差す先には何やら本をもって言い争いをしてる3人がいた。
「いや!このリストアップに間違いないんだって!」
「頑固だなぁ、よく考えれば無理なことぐらいわからるだろ。だから補習受けることになるんだよお前は」
「はぁ!?お前だって補習だろ!?」
「落ち着けって…」
「落ち着けってお前が言い出しっぺだろ!」
「はぁ!?」

今にも取っ組み合いがはじまりそうな3人に近づき声をかける。
「三郎次達どうしたのー?」
「あ、七松先輩、名前先輩」

「今にも喧嘩し始めそうだね、何してるの?」
「実は…」

二年い組は課題で一年生に見つからないように行動すると言うのが与えられ左近がどこか良い場所ないかと久作に聞いて久作の見つからないであろうリスト一覧を作成したは良いが場所自体が上級生用の演習場や上級生長屋の屋根裏などをリストアップしたそうでそれがきっかけで喧嘩に勃発する所だったらしい。

「なにも喧嘩までしなくても…」
「そうですよね!?」
「細かい事で喧嘩するな!!それにお前らもそんな姑息な真似などせずに1年の気配ぐらい覚れなければこの課題は成功とは言えんぞ」

「確かに…」
「1年生で習って2年生で実際にできるかのテストなんだから、ね?」

「はい…!」

「小平太なんて似たような課題2年生で出されたとき裏裏山まで1人で行ったはいいけど門限まで帰ってこれなくて先生にすっごく怒られてたよね」
「あの時は体力がなかったからな!」
「あはは〜わたしは落とし穴の中で過ごしてたなぁ〜」
「お、落とし穴の中に…?」
「うん、罠ありサインとか置いておけば態々落とし穴に自ら落ちてくる人なんて早々いないと思って。だけど伊作が途中落ちてきちゃって上手くいかなかったんだよなぁ〜」
「一応参考にさせて貰いますね…」

「あ、忘れてた。おめでとうーー!!」
「え?」
次の瞬間目の前が真っ白(物理)になった2年い組であった。


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2年生まだキャラ掴めてなくて文にすると難しい…
とりあえず四郎兵衛が好きすぎて困ってます。




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