忍たま | ナノ

▽ 五年生A

どうも、五年生い組尾浜勘右衛門です。
今俺は逃げています。

六年は組苗字名前先輩と六年ろ組七松小平太先輩という地獄の番人コンビから

「竹谷ぁ〜!おめでとう!おめでとう!!」
「ぶへぁっ!!あのっ!ふご!?ちょっ、おぇっ」
「なはははは!!めでたいなぁ!!」

竹谷は餌になってもらった。
すまない竹谷…とはこれっぽっちも思ってない。俺だって命は惜しい。
ことの発端は昼休み。午前の授業が終わって校庭でなにやら準備体操をしている名前先輩と七松先輩がいた。
足元には竹籠と笊。
その中身は紙が細切れになった山。

「よし!小平太いい?放課後はみんな忙しいから出来る限り昼休みに上級生を終わらせよう!」
「おう!」

今考えるとこの言葉は死の宣告にも聞き取れる。終わらせようってなんですか、永眠授けんですか。

「なんだろうなぁアレ」
能天気に2人を観察する八座右衛門に少しずつ気づかれない程度に距離を取る
「俺ものすっっっごく嫌な予感する」
「?あ、そう言えば名前先輩後でお祝いしにくるって言ってたな」
「あーーーー!竹谷発見!!行け!小平太!」
「おう!」
「え」

そして冒頭に戻る。

名前先輩は体力が無尽蔵にあるわけでは無いがいかんせん素早い。
そして今組んでいるのは七松先輩体力お化けの猛者だ。
この訳わからない祝いを回避することは出来るのだろうか。
とりあえず長屋に戻ろう、他の奴らにも伝えなけれ「や!勘ちゃん遅かったね」
目の前には名前先輩。

「え、うっそぉ」



「お祝いだーー!」
「ぎゃぁぁぁあ!!!」




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