ヾ(⌒(ノ'ω')ノ
夕方と表現するには少し早い時間帯。喫茶三日月のテーブルを前に、イベリスは目を輝かせた。
「これ、全部イベルが借りていいのか?」
興奮気味のイベリスの前に並んでいるのは、十数本のゲームソフト。売場以外にこれだけの数のゲームソフトが並んでいる景色を見るのは初めてで、無意識に身を乗り出してしまう。
「いいよー、もう遊び終わったやつだから」
見てみて、とゲームソフトの持ち主である灰人に勧められて、イベリスはじっくりとパッケージを眺める。ロールプレイング、パズル、アドベンチャー、シミュレーション、シューティング──。
「なんか……色々あるな」
「ボク、飽きっぽいんだよねー。特にストーリーが長いゲームとか、なかなか話が進まないとすぐ面倒くさくなっちゃう……あ、でも、これはシナリオ長いけど面白かったかな」
そう言って灰人が手渡してきたゲームソフト。ファンタジーテイストのイラストが描かれたパッケージを何とはなしにひっくり返せば、キャストや制作者などが記載されている文字列の中で、ひとつの名前に目が留まる。
──《不死川 常》。
イベリス,瀬川 灰人
結局、不死川さんの本職である本を使うことにしたので没になったのでした( ˘ω˘ )