悪戯しましょう


*夜菅夜有り
*そこはかとないと言えない位のびっち臭
*微々々裏











「お仕置きってされてみたくない?」

菅原の一言に飲みかけていたカフェラテを噴き出しそうになりげほげほとむせた。当の菅原ははあ、とため息を付いてアイスティーの氷をストローでからんからんと掻き混ぜ、憂いを帯びた表情で店の外をみている。傍から見たら純情そうで清純系な菅原だが中身は意外と肉食系というか、少しM気がする。

「いきなりなんで?」

「夜久の話聞いてたら少し羨ましくなった」

「縛られたりとかのこと?」

「うん」

俺と菅原は互いの性交事情をよく愚痴ったりしている。菅原は恋人の大地が優しすぎるだの体を想ってくれているのはわかるけど一週間に一度は少なすぎるから溜まるだとか。逆に俺の方は玩具とか拘束、屋上プレイ等と口に出すのもはばかられるようなプレイに、ほぼ毎日体を繋げるために練習に支障をきたしそうなこととか。二人を足して二で割ってしまえば解決しそうだが現実はそうはいかない。

「どうしたらいいかなあ」

「んー…あ、」

「?」

「一つ思いついた」








「えー…ほんとにすんの…?」

「いいだしたのは夜久でしょ?」

今現在いるのは菅原の部屋で、俺達は上半身裸で向かい合うようにベッドに座っている。俺が思いついたこと、それはあまりにも楽天的ではあるが『浮気』をする、ということだった。さすがに浮気されて嫌がらない恋人はいないだろう。ちなみにこれに関してはクロに協力を頼んでいる。その方が何かと動かしやすく、なによりクロに黙ってやったら後で何されるかわかったもんじゃない。携帯の録音機能をonにして菅原を押し倒す。ぎしりときしむベッド、いつもクロにされているように突起を摘み親指の腹で潰すように弄る。菅原の感度も良好ですぐに甘い声が漏れた。しばらく遊ぶように弄っているとピロリンと小さな機械音が鳴る、録音機能が終了した合図だった。録音したそれをメールに添付して澤村君にメールをする。

「早くこないかなあ」

「うまく怒られたらいいね」











最初がこれってどうよ




「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -