*ヤってるだけ
*自慰
熱い。今は冬だというのに体の中から熱が溢れそうになる。なぜかなんてわからない。今日は恋人である宮地の家に来ていて、その宮地は今買い物に出かけていて待っている間暇だからとベッドに横になったら宮地の匂いがして…。
「っくそ…俺変態かっつうの…」
県や学校的な面から会うのも久しいとはいえ、まさか匂いだけでこうなってしまうとはさすがの俺も予想外だった。しかし一度付いてしまった火は中々消えずさすがに我慢の限界だった。ベルトを外してズボンを寛げると既に反応していて窮屈そうな自身があり下着の中に手を入れてくちゅりと手を動かすと先走りの蜜が溢れた。
「んッ…ふぁ…」
俯せになり自慰に没頭している様はさぞかし滑稽な事だろうがそんなことにまで頭が回らずただひたすらに自分の快楽に溺れていた。
「ッ…は…んぁ…」
自身を弄るだけでは物足りず、空いていた片手でTシャツを捲って既に尖っている突起に指を這わしていつも宮地がするように弄ってみる。亀頭に爪を立てて絶頂を促すもどうにも物足りず、イけそうでイけずもどかしくなって強く扱く。
「ひァ…ふ…宮ァ…」
静かな部屋で自分の声とぐちゃぐちゃという淫猥な水の音が響く。その音に耳まで犯されてる気分になり我慢していたはずの声も次第に大きくなっていった。
「宮…ッ…はァ…ん…」
「…何やってんの健介」
いきなり声が聞こえたかと思うと腰を捕まれ反転させられる。目の前にはいつの間に帰ってきたのかこの部屋の所有者である宮地がいて、軽く息が荒い。言えるのは自慰をみられたということと、すぐ後ろにくるまで全く気付いていなかったということだ。羞恥にカッと顔が熱くなる。
「一人で何ヤってんの?」
「っ…なんか、熱くて…」
「ふうん…?」
宮地の手が俺の腹を撫でる。ひやりとした感覚すら快感に変わり口からは甘い声がでる。ズボンを下着ごと脱がされて股を大きく開かされる。後ろの蕾に指を這わせて皺を伸ばすようになぞられる。プツンという感覚と共に異物がナカに入ってくる。拭えない違和感に顔をしかめると宮地が優しく口付けてきた。
「ふァ……ん…ッ」
「キツ…締め付けんなっつーの…」
指を増やされて乱暴に掻き混ぜられる。宮地の表情は飢えた狼のようで余裕がなさそうだった。背中に腕を回して爪を立てると「いてえ」と睨んできた。
「はッ…宮ァ…も、いぃか、らッ…!ちょう…だい…!!」
「…ッ…痛くても自己責任な…」
指が引き抜かれるとすぐに高ぶったモノが押しあてられてナカに入ってくる。まだ慣らし足りてなかったのかピリッとした皮膚が引っ張られるような痛みに顔をしかめるがそれを強く感じるより前にがつがつと貪られるように腰を打ち付けてきた。電流を流されたような快感に背中を仰け反らせる。
「んぁッ!…ふァ…!」
「ちっ……キツ…」
「みやぁ…んァ!!」
ゴリッという感触とともに今までとは比にならないほどの強い快感が全身を駆け巡った。
「ひァッそこ、ゃ!!」
「ここがいいんだろ…!」
重点的にそこを責められると絶頂が近づき、相手に必死にしがみついた。
「アっ!…も、イく…ッん」
「俺も…もう…無理…」
最奥を突き上げられると頭が真っ白になり意識が飛びそうになった。
(なに?溜まってたわけ?)
(だって最近会えなかったじゃん)
(ふーん…)
(なんだよ、照れてんの?)
(うるせえ轢くぞ)
…………………
裏の練習がてら
なんかテンポ悪いね
いつもだけど
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