「狩屋!今日は何のつもりだ!!」

俺が部室で着替えをすませのんびりしているとドアが開くと同時に大きな声が響いた。後ろを振り向くと珍しく髪を二つではなくおろしている蘭丸先輩が凄い形相でたっていた。なぜか全身びしょぬれだった。髪からは雫がぼたぼたと落ちて、部室の床を濡らしている。

「なんですかあセンパーイ…?着衣水泳ですか?」

俺がテキトーにそう聞くと蘭丸先輩は顔をひくひくと引きつらせながら、俺に近寄って襟首をつかんできた。


「部室に来たら上から大量のオレンジジュースが落ちてきたんだ!お前以外来てないのにお前以外ありえるか!!」


…………はい?
いやいやおかしくないか?さすがの俺でもそれはないですよ。てかオレンジジュースがもったいなiげふんげふん

「いや俺は違いますよ」
「嘘つけ」
「いや、ほんとですから」

蘭丸先輩ははあ…と大きなため息をつくと襟首から手を離した。柑橘類の香りが俺の鼻腔をくすぐる。

ふーん………

あ、ほんとにオレンジジュースだ甘い………

…………って……あれ?
俺今何した……?

「かかかかり、や……!!」

鼻と鼻がくっつきそうなほど目の前にいる蘭丸先輩。

「……………っ!!!!?」

無意識の俺が何したか気付いて蘭丸先輩から素早く距離をとった。何やってんだ俺。何やってんだよ俺えええ!!

どんどん顔が熱くなるのがわかる。恥ずかしすぎて蘭丸先輩の顔なんか見れない。穴があったら入りたいそのまま埋めてほしい……!!!!

「狩屋………」

蘭丸先輩が急に顔に手をあててきた。
え、何この展開…作者オチないだけだろ←

「やばい、お前かわっ「おーいらんまるー!!!」なんだあああ!!!!!」





((くそ、空気読めよな!))

(俺、なんか悪いことした…?)

((ふんっ))


…………
だれだおまえら
てか蘭マサなのは気にしない
マサ蘭どこいった