「ザーンザース!」
「うるせぇ廊下でわめくな」
「論文の提出って今日じゃん?ザンザスもう終わらした?」
「聞け。…これから提出しに行くところだ」
「わ、奇遇ぅ!あたしもこれから提出なんだー。これって運命?」
「最低だな」
「さっきレヴィに会ったんだけどアイツのテーマ『素晴らしきボスと俺の忠誠について』だったよ」
「聞け。あとレヴィ殺す」
「ザンザスのテーマなに?」
「どうして戦争はなくならないのか」
「重ッ!!」
「150頁ある」
「グラム的にも重い!ていうかどの口がいう!」
「なんか文句あんのか」
「すいませんでした」
「チッ…で、てめぇは?」
「(舌打ち…)…少子化と子育てについて」
「安易だな」
「なっ!そっちこそありきたりじゃん!」
「俺のは人類が抱える一生の問題だ。お前のはハナから正解が見えてんだろうが」
「正解って?」
「子作りすりゃいいだろ。ってことで保健室行くぞ」
「ええええええええ!!」