03




午前中の授業が終わり、昼休みになった。空気がどんよりした教室から私は離れ中庭に向かう。教室には荷物を全部置いて来た。別に嫌がらせをされた所で私は別に痛くも痒くもない。それに生徒達は私からの仕返しが怖くて2度目はしなくなった。ただ主犯の女子達の弱みを握って脅し、痴漢(事情を話して協力してもらった)が出没する時間帯にほぼ下着の様な格好で乗らせ、痴漢されそのままその場で処女を奪われ、穴場な便所で痴漢達から肉便所として1日中知らない男達の性処理道具にさせられた後、そのビデオを撮っていた私から気持ち良く喘いでいた映像をそういう系の動画サイトでアップしたから〜とか言ったら、次の日から女子達は来なくなった。その映像は無修正のまま、クラス中のガラケーやスマフォに送った。誰から送られて来たとか誰がやったなどは誰も言って来なかった。だって言えば彼女達と同じ末路を送ると彼等は悟った様だ。しかし、虐め と言う行為を行っている彼等が無視以外の事を行って来ないのはいささかつまらない事だ

「隣いいか?」

『…どうぞ』

「悪いな…」

『…』

「「…」」

あー…、生徒全体から嫌われていると言うのは間違いだ。この2人だけは別…2人?いや、もう1人いるが、どう言う訳なのか分からないし見当もつかないのがいる。だが、今の時点では関係ないので目の前の2人の話をさせて頂く。幼馴染の真田弦一郎と中立のジャッカル桑原の2人。彼等は普通に話し掛けて来る人物で仲間達から止められても彼等は変わらずに接して来るし、私が行った報復に対しても注意をされた。弦一郎は一日中私に付き纏い説教をして回った、あの一週間は私の中では魔の一週間として記憶されている。幼馴染で家も隣だからほぼ一緒の生活。説教から逃れられる訳はないのだ。ジャッカルは柔らかな対応で、考えを改めさせられた。だが、弦一郎達が気にする事は無いのだ。あの女子達は軽い文章を送った神が言っていた異物だ。何故なら女子達が立海を去った瞬間にこの世界から女子達の戸籍自体が消え、存在もなくなり、人々の記憶からも女子達は消えた。ただ人々には恐怖だけを残して。だから気にする事などないのだ。私に仕掛けて来る莫迦共は私と同じ“異物”なのだから



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