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私は、空気である



主観的に見ても、客観的に見ても、何処からどう見ても“空気”と言う表現がしっくり来るぐらい、クラスメイトいや…全校生徒からの扱いが空気である。まぁ、ぶっちゃけて言って、私は別に空気な扱いだろうが関係はない。“異世界渡り”をする為の力を補給する為にこの世界の住人となり、休息しているのだから、他人と関わりを持たなくて済むからこの立ち位置で問題はない。“この世界”事、“テニスの王子様”の世界では、夢小説の様な出来事は起こっている。しかし、私にとって関係ない事なので放って置こう

「槇火紫、26pの頭から読みなさい」

『はい。Dear, to Tim.Written materials about what the American―――』

ハッキリ言って、他世界に来てまで面倒事に巻き込まれるのは嫌いな事だ。巻き込まれ体質なのは分かっているが、理由も分からず勝手に変な設定を付けられて放り出す様な身勝手な神様の頼みなど絶対に聞いてなどしない。軽い文章で“俺が呼んでない異物が紛れ込んだんだ〜排除よろしくね☆”などと言う礼儀知らずの莫迦などほっとく事が一番手っ取り早いのだから。楽観的に見て、楽しめばいいのだ。今日も


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