壺の中を覗いてみたら




神様はとても暇でした



やらなければいけない仕事は全てやり終えていたので何もする事がなかったのです。そこで神様は考えました。そして思いつきました

「そうだ!!ほかの世界から人を呼んでその人達に試練を与えて、どんな事が起きるかを見よう!」

そう考えた神様でしたが、中々うまくいきませんでした。そこでさらに考えます。どうしたらこちら側へ渡って来るのかを…そして思いつきます

「そうか!特典として人達に欲しい能力や地位を与えればいいのか!」

そう思いついた神様は無差別にメールを送ります。そして返信があった人達を見て驚きました。老若男女の人達に送った筈ですが、全部返信されたのは10代から20代前半の女性ばかりでした。この結果に驚きながらも満足した神様は彼女らの共通点を見つけ、口角を三日月の様にあげて哂い、彼女達に与える試練を決めました



“無差別ホラーゲーム”



心霊現象などを通して人との絆や恋心を発展させるには打ってつけな出来事ですが、今、自分がプログラムしているゲームでは死人が出てしまう。もちろん死人は彼女達の誰かが死ぬ様にプログラミングしているが、万が一自分の世界の住人が亡くなってしまう様な事が起これば一大事なので、一般人(彼女達の言葉を借りるならモブキャラ)を守る守護者が必要な訳で…誰か手頃な人物いないかな〜と思っていたら、そういえば!と思い出した。斬奈様を世界に引き摺り込めばいいんだ! と…後々恐ろしい出来事が起こるとは彼神様はこの時予想していなかったのでしたまる

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