お互いに連絡を取る時にはどうするか?っていうモチバキ妄想
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「そういえば、持田さんはメールしないんですか?」
「電話チャカチャカするの面倒なんだよね。それに」
「それに?」
「直接声を聞くってのがいいんじゃないの。まあ、内容なさすぎる長話は嫌だけど。毎回、大した理由なく『今、何してる?』って聞いて、だらだら話す奴、ド暇にも程があるだろって」
「それ、もしかして俺じゃないですか」
「椿君は免除してあげる。俺がいいって言うんだから、いい。でも、他の奴にやられると殺したくなる」
(怖っ……!)
ふいに持田が目の前に置かれた椿の携帯を手に取り、くるくる回し見始めた。
赤と黒のストライプも一緒にくるくると回る。
「クラブのストラップつけてんだ。チームにえらく愛情があるんだね」
「お、俺の背番号入りのなんですよ。自分のグッズ作ってもらうなんて凄く嬉しくて、つい……」
「やっぱり椿君はかわいいね。ちょいウケるけど、そういうところも俺、好きだわ」
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待ち受けはクラブ公式サイトでDLできる自分のゴールシーンか両親>椿携帯
持田はiPhoneだけど、デザイン重視で選んだだけなので、アプリは殆ど使わない。着信音はデフォルト。


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