コタツ戦争


コルテス&イドさんで現パロ。ひたすらグダグダです^^


ガチャッ
「あ、お帰りコルテス」

「おう」

「今日は早かったんだな」

「あー、なんか仕事が早く終わった。てか、コタツ出したんだな」

「ああ、今日から急激に寒くなると素晴らしいポテンシャルの美女が言っていたからな」

「あれ、お前の仕事先に美人なんていたか?」

「低能だな。お天気お姉さんに決まってるだろ」

「いやわかんねーよ。…まぁいいや、俺も入らせろ」

「…ん」

「あー、やっぱ冬はコタツだよなぁ」

ピトッ

「っ!?冷た…!」

ガンッ!

「〜〜っ!」

「…何やってんだ?イド」

「き、君がいきなり足をくっ付けてくるからだろう!」

「だってこっちのほうが早く暖まるだろ。あ、オイ何足離してんだよ」

「うるさいぞ。結果驚いた私がテーブルに膝を強打ではないか。責任とって玄関から蜜柑を取ってきてくれたまえ」

「いやなんでそんなものが玄関にあるんだよ」

「今日箱買いした」

「…何お前蜜柑依存症?」

「失礼な。コタツを出したら食べたくなっただけだ」

「だからって箱買いすることねぇだろ。絶対食いきれなくて5つか6つは腐るって」

「買ってしまったものは仕方ないだろう。責任持って食べようではないか」

「いやなんで俺も一緒に買ったみたいになってんの?責任持つのお前一人だから」

「ウダウダうるさい男だな、やらんぞ」

「すいません欲しいです」

「なら、とっとと取ってきたまえ」

「え、てか俺が取ってくんの?」

「当然だろう。私を傷物にした責任なのだからな」

「誤解を招く言い方はやめろよ。…ったく」

「………」

「………」

「…コルテス?」

「何だ?」

「なぜコタツからでない」

「いや、向こう寒そうだなぁって」

「だろうな。玄関なんて暖房が行き届いているわけがない」

「…なぁ、やっぱ自分で取りにいってくんない?」

「はぁあ!?それが嫌だから取ってこいと言ってらのだろう!」

「いや、そうなんだけどお前が食べたいんだから、お前が取りに行けばいいだろ」

「さっきは君も食べたいと言っていただろう」


「ああ、まぁ。でも別に今じゃなくてもいいしな」

「なんてやつだ」

「てなわけで食いたいならお前が取ってこいよ」

「責任逃れする気か?」

「じゃあ蜜柑剥いてやるから」

「幼稚園児か私は。いや、幼稚園児は蜜柑の皮くらい剥けるか…とにかく君が取ってきてくれ」

「あ、やばい本格的に暖かくなってきた。もうコタツから出れる気がしねぇ」

「そうか。なら仕方ないな、早く取ってこい」

「…今の俺の話聞いてた?」

「蜜柑」

「何言ってんだよ。じゃあもうじゃんけんで決めようぜ」

「むっ…まぁいいだろう。正直そろそろコルテスの相手をするのも面倒になってきたしな。」


「そろそろ殴っていいよな、コイツ」

「いくぞー」

「無視かよ!」

「じゃーんけーん」

「ちょっ…」

ポンッ

「……。」

「……。」

「…俺から提案したのにな」

「こういうものは提案者が負けると相場が決まっているのだよ」ニヤニヤ

「くっそ…」

ガタンッ

「寒っ…」

「ついでにココアも淹れてきてくれ」

「自分で淹れろ。てか蜜柑って…あぁ、この箱か」

「3つ欲しい」

「はいはい。よっと…」

「ありがとう」

「ん。にしても、玄関凄ぇ寒かったぜ」

ピトッ

「ひゃっ…!?」

ガンッ

「〜〜っ!」

「…なんでまた同じことしてんだよ」

「君がまた足の裏をくっつけてきたからだろう!」

「今のはそんなに冷たくなかっただろ?」

「物凄く冷たかったぞ!どれだけ床に熱を捧げたらそうなるんだ。」

「5分くらいか?」

「そうか。ならまた責任を取ってココアを淹れてきてくれ」

「もう嫌だ。どうしても淹れてきて欲しいんなら今度はお前からじゃんけん提案しろよ」

「いくぞー。じゃーんけーん」

「え、早っ!」

ポンッ

「……。」

「……。」

「早く淹れてきたまえ」

「…なんで?」

END


結局コルテスさんは全敗しました。

元ネタは国境のつばめさんの日記から頂きました。つばめさんのみお持ち帰り可能です。素敵な妄想ありがとうございました!


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