似合ウト思ッタノヨ


メル、エリーゼ、陛下中心でそれから一瞬イドさんと1人

「陛下、Happy Halloween。そしてTrick or treat」

「え、今日ってハロウィンだっけ…あ、メル君こんにちは。ところで、君が積極的にイベントごとに参加するなんて珍しいね。」

「こんにちは陛下。正直、私も本でも読もうと思っていたのだが、イドが…」

『君は存在自体がお化けだろう。なぜHalloweenをやらないんだ?』

「と言っていたから。」

「何言ってんのあの航海士。それに、それを言っちゃったら他にもやるべき人が何人かいるよね。」

「あぁ。あとは、タダでお菓子をもらえると聞いて。それから陛下、私はまだお菓子をもらっていないのだが。」

「うっ…ところでメル君…」

「話を逸らそうとしても無駄だ、陛下。その手にはさっき引っ掛かった。」

「うう…。えっと、ゴメン!実はハロウィン明日だと思ってて、お菓子用意してないんだ。」

「…そうか。」

「ゴメンね。悪戯なら甘んじて受けるよ!」

「いや、そんな真剣な顔で両手を広げられても…それに、陛下はこれから仕事があるのだろう?それに差し障ってはマズイ。悪戯は陛下の仕事が終わってからにするとしよう。」

「それでも悪戯はやるんだね。でも正直、そろそろ行かなくちゃと思ってたんだ。ありがとう、メル君。」

「あぁ。」

「じゃあ、行ってきます!」

陛下出発





「…さて。」

「アラ、メルジャナイ。コンナトコロデ何シテルノ?」

「エリーゼ、ちょうどいいところに。実は…」



「ナルホド。ホント、王様ハドジネ。」

「そうだね、エリーゼ。それで悪戯はどうしようかと考えていて。」

「ソレナラ、私一度ヤッテミタイト思ッテイタモノガアルノ!」

「そうか。ではエリーゼに任せるとしよう。」





陛下帰宅

「ただいまー。」

「お帰り陛下。」

「おっと、できれば君とは一端自室に戻って一呼吸してから会いたかったな。」

「私はすぐに会えて嬉しいよ陛下。」

「ところでメル君…」

「では、話を逸らされる前に始めようか。」

「うっ…奥の手封じられちゃったか。」

「これ以上時間をかけるのは面倒なのでね。…とは言っても、安心したまえ。難しいものや、恥ずかしいものではない。」

「え?」

「陛下は、潔くこの靴を履いてくれればいいのだ。」

「これは…アルミホイルを貼ったブーツ?え、これ履くだけでいいの?」

「ああ。」

「まぁ、そのくらいなら…」

ブーツを履く

「さて、エリーゼ。」

「ハァーイ。ホラ、行キナサイヨ!」

「む、無理無理!絶対無理だって…!」

「誰かいるの、メル君?」

「…あぁ。」

「イイカラ、早ク行キナサイヨ!」

ドンッ

「わっ!」

「イヴェ君!?しかも何、その格好…雪白ちゃん?」
「〜っ//へ、陛下!なぁにそれ?//もっと上手に踊って下さらなぁい?せっかくの…か、かわい…ぃ//イヴェールの婚礼なのよ!!////」

「何これ!?」

「キャハハハハハハハ!」

「陛下の代わりにイヴェールにイタズラをしてみたのだがどうだろう。」

「えええぇえ!メル君ナイス!」

「アラ、考エタノハ私ヨ」

「ありがとうエリーゼ!」

「何がナイスですか!こ、こんな恥ずかしい格好させられて//〜〜っ陛下!トリックオアトリート!」

「え?」

「お菓子持ってないんですよね、僕にも悪戯させてください!」

「アラ。」

「どうやら、イヴェールの復讐劇が始まったようだね、エリーゼ」

「ソウミタイネ」

「そこの傍観者を装ってる2人も後でお説教するからね。」(キッ)

「…あー、イヴェ君?」

「なんですか?手加減ならしませんよ。」

「そうじゃなくて。その…すっごく言いづらいんだけど、さっきコンビニでクッキー買ってきちゃったんだよね。」

「なっ…」

「キャハハハハハ!」

「対策を用意していたというわけか。」

「うん、だからその…はい、イヴェ君。クッキーどうぞ。」

「〜〜っへ、陛下なんか嫌いです!!」

「それでもクッキーはもらうんだな。」

「…べ、別に貰えるものは貰ってもいいでしょっ!//」

−−−−−−−−−−−−−
イヴェール哀れ。というか、元々は陛下にイタズラする予定だったのに、いつから狂ったし(^^)
あと、“ハロウィン”と“Halloween”に書き分けることで発音の良さを表現してみたり(笑)

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