今朝、不思議な夢を見た。


それは聞いたことあるような、ないような不思議な声で、語りかけてきた。





「過去と未来どちらを選ぶ?」






「どちらを選ぶことも出来るけど、どちらを選ぶことも出来ない。」






「過去と未来どちらを望む?」






その時私は、答えること、出来なかった。




過去には嫌な思い出。沢山あるけど、あの人との大切な優しい思い出も、確かにあって、未来にはあの人と交わした約束が待っている。




「どちらを選ぶことも出来るけど、どちらを選ぶことも出来ない。」





私はどちらも、捨てておけない。




どっちも、大切。














今朝の夢の事、考えながら教会でお花達のお手入れしてたら、遠くの方で音がした。





「?……上から?」








なんとなく2・3歩後ろに下がって、上を見上げていると、あの人が落ちてきた穴の横辺から、人が落ちてきた。




(あっ、このチョコボ頭。この前のザックスに似てる人。)


ふふっ。また花達がクッション、なってくれてる。



「また、人助けしてくれたのね?」




「もしも〜し」











チョコボ頭の名前は“クラウド”で“ソルジャー1st”



あまりにもあの日に似た出来事だったから、嬉しくて悲しかった。













「レノ、タイミング悪いな〜。」



「どうするんだ?」



クラウドのその一言がね。何でかな?今朝見た不思議な夢と、重なった。



「過去と未来どちらを選ぶ?」



「どちらを選ぶことも出来るけど、どちらを選ぶことも出来ない。」












「過去と未来どちらを望む?」




今朝は答えられなかったけど、


「ねぇクラウド、ボディーガードも出来る?」







私は決めた。





「報酬次第では。」


「じゃあね、デート一回!」



ザックスの真似、ばっかみたいって思ったかな?


でもね?私には大切なこと。笑わないで聞いて?






だって私は、











過去を持って未来を進む。




「引き受けましょう。」


「ふふっ、ありがとう。お願いね?」









私には過去も未来も大切なの。

過去があって未来がある。未来があって過去がある。

表裏一体なんだって思う。




どちらか一つなんて、勿体ない。





だから私は…。











「本当に良いのか?」
「うん、知りたいこと、あるの。」





今日アナタと過ごした思い出の日々から扉を開ける。




小さな世界から、大きな世界へ。






「───いってきます。」






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旬なりのエアリスが旅立を決めた日です。続くってほどではないですが、『続・別れの言葉は、ありがとう。これからのために、さようなら』にリンク(?)していて主演はツォンです。

2010 07 17


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