菊
桃
「俺さー…」
「ん?どうした?」
「時間があればエアリスのこと考えちゃうんだよなぁ…」
「‥‥なんだノロケか‥‥そういうのは口にするなよな。」
「でもよ、気づいたんだけどさ」
「‥‥人の話し聞けよ。」
「最近はエアリスのこと考えるために、時間を作ってるんだよなぁ、俺。」
(その話しを聞かされて俺にどうしろってんだ。)
「参っちゃうよな〜。」
「…だったら少しはそういう顔しろよな。」
カンセルの言葉を俺の頭上に漂わせながら
目の前で咲き誇ってるこの花の花言葉とやらは何なんだろか?
なんて考えながら花びらを撫でた。