「穏やかな1日かな?思ったけど、空からソルジャー降ってくる。」



人懐っこい顔で笑う彼。

「そんなに悪いことじゃない。」



そんな彼は



私が大っ嫌いな人。




私の嫌いな、新羅で働いて


私の嫌いな、戦うこと、好きで


私の嫌いな、空色の瞳で


女の子を大好きな、軽い人。




なのに、私は


「また、会えるよね?」



ふふっ、何でだろうね?



本当、不思議。





私の大っ嫌いを沢山持った




大好きな人。




自分の仕事に夢と誇りを持って、頑張る彼の姿が好き。


誰かの為に戦って、守りたいと行動する彼が好き。


空みたいな色の綺麗な瞳が好き。


女の子だけじゃなくて、人を好きな、明るく元気な人。





沢山の大っ嫌いを変えちゃう





不思議で、素敵な人。





今日も、きれいに手入れをしたお花たちの一番近くの席、座ってじっと待ってる。



動いているのは、


天井にぽっかりと開いた穴から入ってくる風に、吹かれて揺れる





出会いの記念。


そして








自然と踊る心。




私は、
耳に神経を集中させて、背中の扉が開く時を、今か今かと待っている。






でも





神経を集中させた私の耳は扉の開く音をとらえる前に






彼の足音を見つける。














ほら!




あの軽快な足音が聞こえてきた!



ドキドキが速くなる、私の胸。
わくわくが止められなくって、思わず緩んでしまう私の口元。


走る彼の足音。
ザックスも私と会うのを楽しみにしてくれてるのかな?なんて期待しちゃう私。



不思議な彼の足音は





幸せを運ぶ、唄。







───バァァァアン!!!


「エアリス、たっだいまー!」










-----------------

エアリスの待ち時間。(希望)
因みに、エアリスとザックスのセリフはうろ覚え(汗)

2010 04 28



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -