突然だけど好きな奴ができた。




まぁ自分でも思うんだけどさー‥こう、柄じゃないっていうか









くすぐったいんだよなー。





ほら。アタシって可愛いじゃん?




だからさ、告白なんかしたらOKだと思うんだよねー。











たぶん…。






でもやっぱりさー







恥ずかしいじゃん!?





だから告白とかはまだまだ先の話。





それに、エアリスとかティファにも話してないんだよな。




2人はこう、さ…









笑ったりなんてしないって分かってんだけど



やっぱり恥ずかしい






でもでも!2人には言いたいよな〜






色々と意見も聞きたいし、うーん。問題はいつ言うかってタイミングだよな〜






「ユフィ?」


「エエエエアリス!?」


「どうしたの?」

「なな何が!?」


「一人で顔。赤くしたり、嬉しそうに笑ったり、悩んでみたりしてたよ?それに何かすごく、慌ててる?」



「慌ててる!?アタシが!?ぜんぜん!慌ててなんかいないよ。」



「そう?」


「そ、そうだよ!やだな〜エアリスってば‥はははっ」


お、驚いた〜。



エアリスいきなり話しかけるんだもんな〜。



「ねぇユフィ?」


「なに?」





「何考えてたの?」



「え?なにって‥」


何って言われたらやっぱり恋についてかな…?




ってそんな恥ずかしいこと言えるわけないっつーの!







ほら考えただけでドキドキしてきたし顔だってなんか熱い気がする…











「ユフィ、もしかして…」



「な、なに…?」



エアリスが何か分かったように「なるほどね〜」なんて言いながらアタシを見て笑ってる。






まさか…




エアリスって勘いいしな…










‥‥‥‥。








あのさ、視線が痛いよエアリス。








あぁぁもう!すっごい今奴のことが気になる。



気を抜いたら眼が勝手に見ちゃいそ…






って!そんなこと考えたからチラ見しちゃったじゃん!




いや、でもいくらエアリスでもさすがに…











「‥‥‥‥恋?」


「なんで分かるの!?」


やっぱりエアリスってスゴイ。



一発で当てちゃったよ…。




「あれ?…本当に?」


「え?分かって言ったんじゃないの!?」



「半分だけね。」



──‥はやまったな、アタシ。



アタシが「あちゃー」と額をおさえたいたらエアリスがアタシの顔を覗きこんで優しく笑いかけてくれて









改めて思った。












エアリスってやっぱり綺麗だ。







「なんで落ち込むの?良いものじゃない?恋。もっと早く、教えてほしかったな。」













「…だってさー恥ずかしいじゃん?」



「ううん。恥ずかしくないよ?誰かを好きになること。」











「でもほら、アタシの柄じゃないじゃないし、誰かを好きになるなんてさ」


「ううん。そんなことない、ユフィ可愛いんだから、もったいないよ?」




「‥‥そう、かな?」




「うん。それにね?」


「想いを伝えたい相手がいるのって、すごく、素敵なことだと思うよ?」



「‥‥。」



「だから、大事にして?ユフィの気持ち。」



エアリスがそう言って笑った。















綺麗な顔で悲しそうに、笑った。










アタシの淡い恋心よりも



「‥‥‥うん。そうだよな」










エアリスの言葉、表情





その一つ一つの方に






切なさで胸が張り裂けそうだった。







だから、アタシは


「エアリス、ありがとう。」










───エアリスを抱きしめずにはいられなかった。



「どういたしまして」





まるで何かにすがるようだったアタシをエアリスは










優しく抱きしめてくれた。



「告白したら絶対エアリスに言うから。」



「うん。頑張ってね」










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エアリスに「誰かを好きになるのは恥ずかしいことじゃない」と言わせたかったのです(*´∇`*)ちなみにユフィのお相手は私も不明(汗)お好きな相手でどうぞ(笑)

2011 02 15


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