下記のとおりの4名の殉職を通知する。
ソルジャー・クラス1st セフィロス
ソルジャー・クラス1st ザックス
一般兵 2名
以上。
───アイツが死んだ。
ずいぶんと安い言葉で片付けられてしまったもんだ。
「おはよ」
「おう。」
「葬儀って何時からだっけか?」
「あー‥何時だっけな」
「にしてもセフィロスさんとザックスさんがねー」
「あぁ驚いたよな」
朝からこんな会話を何回聞いたか
しかし
みんな本当にあんな情報を信じてるのか?
神羅No.1の実力者で英雄セフィロスさんと一番勢いのあったソルジャー・クラス1stのザックス。
その2人の殉職だってのにこのビルは──
「静かすぎる」
上の人間も誰一人慌てた様子もなく
いつもと何も変わらない。
そんな情報を信じるか?
いや
神羅の情報はあてにならない。
「おい。カンセルどこ行くんだ?葬儀はこっちだぞ」
「行かないよ」
「は?何で!?お前ザックスと仲良かったろ?」
だからだろーが!
「空の棺じゃ泣けもしない」
──ソルジャー・クラス1stか…。
正しい情報を知るには上に行くしかないな。
「あ〜あ!俺は何年かかるかな〜…」
死んだ友を捜すんではなく生きてる友に会いに行く。
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一応設定としては社内報の翌日ぐらいのカンセルです。ちなみにこの話は続く予定で『序』となってます。
2010 11 10