帰還派/永住派/傍観派
"将来"のために勉強を強いられ、
窮屈な毎日を送っていた蒼依。
「大人なんていなくなればいいのに」
……そう願ってしまった瞬間、
蒼依の体が現実世界から消え失せた。
訪れた先は、大人の手によって作られた
『Separate World』という別世界。
景色は現実世界と変わらないものの、
大人が一人もいない。
その世界の扉は、大人と子供双方が
「互いに互いが不要」と思った瞬間に
開かれるという。
その世界にいるのは、たった18人の子供達。
やがて、彼らは3つの派閥に別れ出す。
Separate Worldの破壊を目指す"帰還派"
Separate Worldで生きていきたい"永住派"
どちらにも属さず、干渉しない"傍観派"。
帰還派として元の世界への帰還を目指す
蒼依の前に立ちはだかるのは、
永住派の統領となってしまった幼馴染:恭だった。
優しかった恭と対峙する事に戸惑う蒼依だが
仲間達の真剣な思いを受け、
正面から立ち向かうことを決意する。