ほんと、馬鹿な奴。
「落ちこぼれ同士お似合いだぜ!!」
「落ちこぼれ!お前なんかガイみたいに体術できねーし!」
「ただの金魚の糞だよなぁ」
「……っ、勝手に言ってればいいじゃんバーカ!!」
今にも泣き出しそうな目を見て、馬鹿な奴以外にも、何か感じた気がした。
とても不確かなそれを追求するには、オレは幼かった。
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