「ガイ、あのね、私、忍術つかえるし、そんな私がガイに気休めみたいな言葉言うのおかしいから、なんもいえないけど、でも、一緒に頑張ろうよ!私も、苦手な体術がんばるから!一緒に、」
「青春だなああああガイよ!!」
ぎゅっ、とガイと私を一緒にだきしめるガイパパ。
最後まで言わせてよ!なんて思ったりするけど、照れながら目を伏せてるガイのせいでこっちまで照れくさい。
「僕と一緒に、なまえまで馬鹿にされるから」
一緒にいない方が、いいんじゃないかなって思ったんだ。そう言われて、なんだか胸の奥が痛くなった。
「別に、気にしてない!だって、友達だもん!」
「じゃあ、これからも、ずっと友達だ!」
ゆーびきーりげーんまん。
繋がった小指の暖かさと、あの日の笑顔は、宝物。