「手なんて出した覚えないんですけど」

「その年で天然気取るなんて痛いよ」

「えらく棘のある言い方するね、自分の事棚にあげてさ」

売り言葉に買い言葉ってやつだ。
勢いに任せて口から出た言葉は自分で思ったよりも冷たい声音だったらしくて、あのガイも黙ってしまった。

重い雰囲気に耐えられなくて、席を立ってしまった。

夜風が頬に当たって気持ちいい。私は自分で思うよりもヒステリックらしい。ドン引きされてないかな。余計に顔合わせるの気まずくなってしまう。

「……最低」

捻れてしまって、いつか限界まで達したらそれは切れてしまうんだろう。
私もカカシもそう、いつか切れて、そのまま


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