「ちょっと、ねえ」

「は、はいいい」


やばい、厄介なのにつかまった。まさか女子トイレ前で待たれるとは思わなかった…っ!さすがにトイレはガイと一緒ってわけにはいかないし、考えたねはたけくん。

正直めっちゃかかわりたくないし話したくないタイプなんですけどお!


「この前、ありがとう」

「…え?」

「お前は空気読めるんだ」

「ま、まあガイとは違うから…」

「ただの馬鹿だと思ってた」

「失礼だねはたけくん」

だって、本当のことでしょ。なんてクールに言われたらイラッとしちゃうでしょ。


「自分まで悪く言われるのに、なんで一緒にいるわけ」

「はたけくんには関係ない」

「なまえ、探した……ぞ」


迎えに来てくれたガイが、はたけくんがいると分かった瞬間静かになった。
いいチャンスなんじゃないかな、これを機に、話しかけてみればいいのに。


「じゃあね」

「え?あ、うん」

ガイが来た途端どっかいっちゃった……。

「はたけくん、いいの?」

「まだ、いい」

「そっか」

なんだか、よくわかんないなあ。

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