二日酔いで痛い頭を薬で誤魔化して、私はアカデミーの授業を終えて休憩をとっていた。
なんというか、二日酔い辛すぎる。途中から記憶ないし、なんかもう死にたい。
お見合いするとかなんとか言ってた気がする。もう私ヤケになりすぎだから。
「よっ」
「あ……カカシくん」
最近良く会うなあ、なんて思いなから痛い頭は気にしないようにしてなんとか笑顔を作った。
「二日酔いじゃないの?無理しないでいいよ」
「なんで私が二日酔いって知ってるの?」
「覚えてないの?」
「う、うん」
ずーんと暗い顔になったカカシくんは、色々考えたのか「ま、それでもいいか」とかなんとか言って二日酔いの薬をくれた。紳士か、紳士なのか。
記憶がないからカカシくんに何をしたのかも何を言ったのかも良く分からないから下手なこと言えなくて口を噤むことにした。
「昨日、話してて思い付いたんだけど」
「は、はい」
「付き合うとか、そういうのはまだオレ達にはまだ無理なのかもしれないから」
私昨日何を言ったのマジで
「お試し期間って感じで、とりあえず恋人しませんか」
「……へ?」