心拍が落ち着いてきてから受付業務に移るために廊下を歩いていると、前から聞き覚えのあるうるさい声。
視界に入った緑に嫌でも浮かぶ名前に、ちょっとだけイライラする。

「他の忍の迷惑になるので修業はお控えくださいガイ上忍」

「おお!なまえか!!!!」

「うるさい熱血眉毛!」

「む、すまん」

逆立ちで歩いてるのをやめさせて、報告書を出しに行く途中らしいので報告書を受け取ってあげた。
そういえば、ガイは上忍師になるらしい。どんどん出世していくのがムカつくけど喜んであげよう。

「もういい年なのに青春って……」

あれ、これブーメランじゃない?私さっき年甲斐もなく青春みたいなことしたわ……。

「やっぱ、なんでもない!」

前言撤回!


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -