はたけくんの告白から2年経って、私もガイも18歳。段々と大人になるお年頃というやつになった。
「ガイは、彼女とか作らないの?」
「オレは青春が彼女だからな!」
「はいはい、彼女できないの間違いでしたー」
ガイはガイパパにそっくりに成長してて、たまにガイパパが恋しくなって抱きつきたくなる。まあそんな子供でもないし自重してるんですけども。
ガイは相変わらずはたけくんとは仲がいいらしくて、未だにライバル勝負してるのを見かける。
はたけくんは告白の時のあの言葉通りなのかなんなのか、未だに私を見かけると話しかけてくれる。はたけくんは昔より確かに柔らかく笑うようになったし、話しやすい雰囲気になった。
でもだから好きか、と聞かれると分からないのだ。
「なまえはカカシと付き合わないのか?」
「……は?」
え?コイツなんて言った?
「え、ちょ、なに、知ってたわけ?」
「ああ!熱い告白も聞いたぞ!なかなかナウいじゃないか」
「うわあ、聞いてたなら言ってよ熱血眉毛!」
ずっと黙ってたの意味ないじゃん!馬鹿!