「カカシが暗部に入るらしい」

深刻な顔をしてそんなことを言うガイに、なんて言ってあげたらいいかわからなかった。
暗部って、エリート集団なんでしょ?ならはたけくんが入るのは納得。でも、任務内容がロクなもんじゃないらしいし、ライバルとしては嫌なんだろうな。

「ライバルなら出世、喜んであげれば?」

「しかし、もうこれまでのようにライバル勝負ができなくなる……」

「できるよ、同じ里にいるんだもん」

「そうかぁ?」

めそめそすんな!男でしょ!とは背中をはたいてやると、その通りだな!!なんて言い出すガイは単純で分かり易い。
そんなところが美点であると私は知っているから、これから親友でありたいと思っている。

私、知ってるんだからね。ガイがはたけくんのこと親友じゃなくて、ライバルって言う理由。
親友枠は、私だけってことでしょ?

……まあこの熱血バカがそこまで考えてるかは解らないんですけど。

「よーし、ガイ、組手やろ!昔みたいに!」


私は、ずっと親友でいるんだ。ガイパパの代わりにはなれないけど、天国のガイパパが安心出来るように!


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