(ローランサン+エレフ/学パロ)

「よし、俺は女子部屋に潜入する」

「真顔で変態発言は止してくれエレフ」

「は?お前と一緒にするなよ。常にイヴェールの尻追っ掛けてる奴に言われたくない」

「追っ掛けてねーし関係ねーし!なんでお前は毎回妹と離れると好戦的になるんだよ!」

「愚問だな。それは」

「ミーシャの体からマイナスイオンが出てるからとか言い出すなよ面倒くさい」

「……ローランサン?お前ミーシャをそんな目で」

「見てないからその刃物しまってください」

「なんで修学旅行は男女別々なんだよ。風呂なら百歩譲って認めるけど部屋まで別々とか、ミーシャと寝られないとか……ちょっとベランダから抜け出して女子部屋行ってくる」

「ふざけんなただの変質者なんだよ!数日間くらい我慢しろ!」

「うわ、ちょ、ローランサン浴衣ズレる触るな」

「じゃあ座れ。つか寝ろ。明日また朝食で会えるんだから」

「お前は寝ないのか?イヴェールは熟睡なのに。お前が寝てくれたら心置きなく脱走出来るんだが」

「頼むから俺を徹夜させないでくれ…。イヴェールは今日疲れてるらしくて風呂入った直後に爆睡してた」

「ああ、お前らがゴーヤー関連で喧嘩してたのが原因か……こっちが恥ずかしいくらいのはしゃぎっぷりだったぞ自重しろ」

「う、うるさい!自重出来てない変態兄妹にだけは言われたくない!」

「はあ!?ミーシャは変態じゃない撤回しろ!!」

「自分も否定しろ!!」

「大体変態はどっちだ。イヴェールが疲れてるのってゴーヤーだけじゃないだろ。お前風呂場であいつに」

「あ――聞こえない―」

「洗ってやるとか腰が細いとかいう理由で体触りまくっててイヴェールが死にそうな顔してたぞ」

「…若気の至りだ……」

「…つい数時間前ですけど」

「なんかこうして修学旅行ではしゃいでるのも、大人にやったら恥ずかしい記憶になるんだろうな。高校生の俺なにやっちゃってんの?馬鹿なの?死ねよ。みたいな」

「大人になるどころか数時間前の出来事が黒歴史…」

「うるせえ」

「でも良いんじゃないか?修学旅行なんてもう体験出来ないんだし、今のうちに馬鹿なことたくさんやるべきなんだよ。ゴーヤーで周りの目も気にせず喧嘩するとか風呂場で相方の体触りまくるとか、さ!な?」

「…お前のその笑顔に蹴り入れてやりたい」

「やめろよミーシャが泣くから」

「お前が泣けよ」


―――
ローランサンとエレフ。
気の合う友達関係だと良いな。
あときっと互いに辛辣。
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